太りやすく、むくみやすいあなたへ。

太りやすく、いつも眠い。
カラダが重く、だるい。むくみやすい。
そんな悩みがありませんか?
生活を少し変えて、意識を変えていきましょう。
不調が軽減されていきますよ。

よぶんな老廃物がたまっている「痰湿」タイプ


体に必要なうるおいを補う水分ですが、めぐりが滞ると、カラダにとって有害な物質へと変化してしまいます。
それを「痰湿(たんしつ)」といいます(水毒)。

原因はさまざまですが、もっとも多いのは、胃腸を酷使するような食生活を続けているせい。
食べたり飲んだりしたものがうまく消化・吸収・排泄できず、「よどんで濁ったもの」が体の中にたまってしまうのです。
「よどんで濁ったもの」は中性脂肪コレステロールなどに変化します。

出やすい不調とトラブル

・むくみやすい
・下半身が重い
・肥満または水太り
・肩凝り、頭重感
・体が重く、だるい
・吐き気
・めまい
・ニキビ、吹き出物
・痰、口が粘る
・おりものが増える など

また、このタイプの人はおいしいものに目がなく、長年の食生活の影響で胃腸の働きが弱ってることが多く、健康診断では「高脂血症」「糖尿病」を指摘されてしまいがち。
加齢とともに「余分なもの」がたまりやすくなり、血液ドロドロ度が悪化する可能性があります。

おすすめの食事

● 主食はあとにして、野菜を先に食べる
余分なものをためないようにするためには、食事の全体量やお酒の量を減らすことが何より大切です。
簡単に言うならば、なるべく和食にすること。
1週間の夕食のうち、5回を和食にするだけで、カラダが変化していきます。
また、おひたしやサラダ、酢の物など、あっさりとした野菜料理から先に食べること。
食事の前にまず温かいお茶を一杯飲むのもいい方法です。
その後にご飯や主菜をよく噛んで食べるようにすると、体重も減っていきます。

● 低カロリーで食物繊維の多い食品がおすすめ
甘いものや油っこいものは控えて、野菜中心のあっさりとした食事にするのが基本。
特に、余分なものを排出しながら、血液をサラサラにしてくれる、昆布、わかめ、たけのこ、ごぼう、レタス、白菜、大根、玄米、ハトムギ、海藻などは多めにとるように心がけましょう。
代謝を高めてくれるスパイス類や、余分なものの排出効果を高めるも積極的に利用してほしいですが、塩分の摂り過ぎは要注意です。

おすすめのお茶

ウーロン茶、凍頂烏龍茶、東方美人茶、プーアール茶、はと麦茶、岩茶 など

アドバイス

● 気候に応じて食生活を調整する
このタイプは、湿度の高い梅雨時低気圧が近づいてきたときなどに体調を崩しやすい傾向があります。
体が重い、肩がこる、などの症状が出てきます。
湿気の多い時期や台風の季節には、腹八分目にしましょう。

また、水分のとりすぎはそれだけで体調を崩す原因になるので、しょっぱいものは控えて、のどの渇きを予防するようにしましょう。

● 入浴とちょっとした運動を毎日の習慣に
じわりと汗をかくようなスポーツがおすすめ。
ハードすぎない有酸素運動(ちょっときついウォーキングなど)や、軽い筋トレ、ダンベル体操などを習慣にしましょう。
運動をする時間がない場合は、エスカレーターはやめて階段を使うなど、日々の意識が大切です。
夜はゆっくりお風呂につかり、たっぷりと汗をかくようにしましょう。